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2024.08.09
動画編集スクールに通わず独学でスキルは習得できる?無料で勉強するロードマップ
動画編集を身につけて収入を得たいけれど、スクールに通うのは受講料がかかるため、独学でスキルが身につけられないか考えているかもしれません。
実は、動画編集は独学でも習得可能です。
カットやテロップ、効果音などの動画編集の基礎は、YouTubeやWebサイトの情報でスキルが学べます。
しかし、独学には限界があるのも確かで、プロとして安定した収入を得るためには動画編集スクールに通ってプロの指導を受けた方が、より実践的なスキルが身につくでしょう。自分がどのレベルを目指すかによって、独学かスクールに通うかの選択が別れます。
この記事では、動画編集を独学で習得する方法を解説します。また、独学のメリットとデメリットをお伝えしますので、自分にとって独学と動画編集スクールのどちらが適しているのかを検討する際にお役立てください。
▼YouTube【動画編集必勝ノウハウ】山田雄太郎 エディターキャンプ代表
目次
動画編集スクールじゃなくても独学でスキルは身につく?
動画編集の基礎的なスキルは、独学でも一定のレベルまで身につきます。カットやテロップ、効果音などの基本操作は未経験者でも比較的簡単に習得が可能です。
動画編集に関する無料配信動画やWebサイトの情報などが充実しており、それらのコンテンツを利用して案件がとれるまで上達する人もいます。
しかし、動画編集スクールでプロの講師から指導を受けない独学には、メリットとデメリットが存在します。
動画編集を独学するメリット
明確な目標設定をもち、モチベーションを維持できる人には、独学でも動画編集技術を習得できるでしょう。
独学のメリットには、以下の内容があります。
・費用が安く済む
・自分のペースで学習できる
無料の教材や有料でも比較的安価な本などで勉強すれば、費用を抑えられます。また、独学は周囲を気にせず、自分のペースで動画編集を身につけられるのもメリットです。
動画編集を独学するデメリット
動画編集をスクールに頼らず、自力で習得する方法には、デメリットもあります。
独学のデメリットは、以下の通りです。
・わからないことを質問できる人がいない
・最新の編集技術は習得しにくい
・スクールで学ぶより時間がかかる
・モチベーションの維持が難しい
独学は疑問点を解決するまでに時間がかかってしまう場合が多く、現役のクリエイターしか知らないような最新の技術に触れる機会はほとんど望めません。
また、学習の進捗に対する客観的な評価を受けることが少ないため、目標を見失いがちです。
▼動画編集を独学以外の方法で学びたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
動画編集スクールに通学してプロを目指す!未経験でもスキルが身につくおすすめ7校
動画編集の独学に必要なもの
動画編集の学習を始めるには、スペックの高いパソコンと動画編集ソフトを準備してください。
独学において必要なパソコンと動画編集ソフトの特徴をお伝えします。
動画編集が可能なスペックのパソコン
動画編集は情報量の大きい映像データを、複数のソフトウエアで同時に処理する場合があるため、高いスペックをもつパソコンが必要です。
動画編集で推奨されるパソコンのスペックは、次の通りです。
CPU
インテルCore i5〜Core i7(11世代以上)
Ryzen5〜Ryzen7以上
CPUはコンピューターの中央処理装置で、命令の実行や演算を行う部品のこと
CPUの性能が高いほど処理速度が向上し、同時に複数のプログラムを効率よく実行できる
メモリ
8GB〜16GB以上
メモリは実行中のプログラムやデータを一時的に保存する領域で、容量が大きいと複数のアプリをスムーズに操作できる
SSD
256GB〜512GB以上
SSDは半導体を使用した記憶装置で、膨大なデータの中から必要な情報を瞬時に取り出せる特徴がある
SSDの容量が大きいほどPCの長期的な使用においてパフォーマンスの低下リスクを低減できる
画面サイズ
13〜15インチ以上
画面が大きいと細部まで映像の確認がしやすい
バッテリー駆動時間
6〜10時間以上
長時間バッテリーがもつパソコンであれば外出先の作業に便利
WindowsのCPUは、世代にも注目してください。世代が古いと処理速度が遅く動画編集には不向きです。インテルCore i7でも11世代以降のものがおすすめです。
これからパソコンを購入する人は、上記のスペックに当てはまっているか確認して選ぶとよいでしょう。
▼動画編集に適したパソコンについて詳しく知りたい人は、こちらを参考にしてください。
動画編集ソフト
動画編集ソフトには多くの種類がありますが、代表的なものは以下の通りです。
動画編集ソフト
料金
内容
Adobe Premiere Pro
3,280円/月(選択したプランによって異なります)
映像素材に加工や装飾を施す
After Effects
3,280円/月(選択したプランによって異なります)
Adobe Premiere Proと併用して特殊加工を行う場合に使用
0からグラフィックスやアニメーションの制作が可能
After Effectsは習得難易度が高いため、まずはAdobe Premiere Proから学習を始めるのが一般的です。
▼動画編集に使用するソフトについての記事は、こちらもご覧ください。
【2024年版】Adobe(アドビ)の動画編集に必要なソフト10選
動画編集スクールに通わなくてもスキルを独学する方法
動画編集はスクールで学ぶ以外にも、無料のコンテンツや少額で購入可能な書籍などでスキルの習得が可能です。
独学で動画編集を身につけるのに有効な方法は、以下のものがあります。
YouTube
YouTube上には無料で動画編集スキルが学べるチャンネルが多数存在しています。動画内ではカットやテロップなどの基礎から、テレビ番組や映画のようなハイレベルな編集方法まで解説しているものがあります。
動画編集を独学で学ぶのにおすすめのYouTubeチャンネルは、以下の通りです。
YouTubeチャンネル
内容
動画編集初心者に向けてAdobe Premiere Proを使った基礎的なスキルを解説
素人から企画、撮影、編集までこなすフォトグラファーになるための方法を公開
動画編集だけでなくYouTubeの登録者や再生回数を伸ばす施策についても紹介
YouTubeには未経験者が編集スキルを学ぶための動画が多くあります。独学で動画編集を身につけたい人は、YouTubeやそれ以外の教材と組み合わせて学習をすすめると効率よく学べるでしょう。
Webサイト
Webサイトでは、動画編集に関する情報が入手できます。特に、動画編集ソフトの公式サイトには、開発元が推奨する正しい使い方などが掲載されている場合があります。
おすすめの公式サイトは、以下の通りです。
Adobeの公式サイトには上記以外にも、動画編集に必要なさまざまなソフトの基礎講座が閲覧可能です。
書籍
書籍での学習は有料ですが、2,000〜3,000円程度で動画編集を体系的に学べるというYouTubeやWebサイトにはない利点があります。
動画編集の基礎を学ぶために優れた書籍には、以下のものがあります。
書籍タイトル(価格)
内容
センスがUP⤴︎動画編集の教科書[カットつなぎ・構図・音・色・文字](3,080円)
効果的な動画編集の方法について、基礎知識を中心に初心者に向けてわかりやすく書かれている
Premiere Pro よくばり入門 改訂版(2,948円)
Premiere Proを使った動画編集を基礎からクオリティアップのテクニックまで学べる内容
今すぐ使えるかんたん YouTube動画編集入門[改訂新版](1,870円)
YouTubeに動画を投稿する一連の流れについての参考書
動画編集を独学する場合は、関連する書籍を数冊読んでおきましょう。
未経験からYouTubeを始めるまでの流れについて知りたい人は、こちらもご覧ください。
【YouTube動画編集の方法】初心者がYouTubeを始めるまでの流れを完全解説
独学でも習得できる動画編集スキル
動画編集はスクールに通ってプロの講師から指導を受けた方が、最短コースでスキルを習得できるため、独学よりも効率がよいといえます。しかし、動画編集の基礎的な部分は独学でも身につけられます。
独学でも習得が可能な動画編集スキルは、次の通りです。
カット
動画編集のカットとは不要な部分やセリフの間違いなどを削除して、動画のテンポやリズムをよくするための工程です。
特に会話の間を削除する作業はジャンプカットと呼ばれ、ヒカキンさんやヒカルさん、マコなり社長など多くの動画で使用されています。
テロップ
テロップは動画内に挿入される文字やイラストを指します。テロップによって動画がわかりやすくなり、面白さが増します。
文字の種類や大きさ、色などをどのように使うのかがポイントで、テロップを挿入するタイミングも重要です。
効果音
動画ではBGMや効果音を使い、映像をより魅力的に加工します。
BGMなどで使用する音源は、フリー素材であるYouTubeスタジオオーディオライブラリーを使うなどの、著作権に対する配慮が必要です。
▼最新の動画編集テクニックをまとめた、こちらのYouTubeもご覧ください。
動画編集スクールじゃないと習得が難しいスキル
動画編集を身につけたとしても、すべての人が案件を獲得できるわけではありません。副業やフリーランスで収入を得るためには、動画編集以外にも営業術など、習得しなければいけない関連スキルがあります。
独学では習得しにくい、仕事を受注するために必要なスキルには、以下のものがあります。
企画・提案力
動画編集クリエイターが仕事を受注するには、クライアントに積極的に企画を提案する必要があります。動画制作において企画の立案はもっとも重要な部分です。動画編集者が企画力を持ち合わせ、プレゼンできれば他のクリエイターに差をつけられます。
クライアントに企画を提案する際は、以下の内容を踏まえてください。
・動画のターゲット層
・動画の目的
・撮影や編集のスケジュール
・動画作成にかかるコスト
これらの内容は、動画編集スクールで現役のクリエイターから指導を受けなければ、身につけることは難しいでしょう。
マーケティング知識
動画制作を依頼するクライアントの目的は、映像コンテンツを使って自社の製品やサービスを販売することです。そのため、動画編集クリエイターは、クライアント企業の意図を汲み取って映像を制作する必要があります。
それには、マーケティング知識が必要です。
マーケティングとは、ターゲットとなる顧客のニーズを理解し、それに合わせた施策を立案する技術です。動画編集者がマーケティング知識を身につけられれば、よりクライアントが求める映像コンテンツの制作が可能であるため、価値の高いクリエイターになれるでしょう。
動画編集スクールには、映像技術以外にマーケティングも学べるところがあります。クリエイターとして一歩抜け出すなら、動画編集スクールでマーケティングの知識も一緒に学ぶことをおすすめします。
案件獲得スキル
プロの動画編集クリエイターとして収入を得るためには、実績の積み重ねによる信頼が重要です。実績のない動画編集クリエイターにとって、最初の案件獲得は非常に困難な場合が多いです。独学者やスクール生にかかわらず、初心者が0を1にするまでがもっとも遠いといわれています。
しかし、動画編集スクールの中には、案件保証を設けているところがあり、一定のスキルを身につけた受講生に最初の案件を紹介する制度があります。案件紹介で受けた最初の仕事でゼロイチを達成し、それを足がかりに実績を積み重ねれば、プロのクリエイターとして安定した収入を得られるまでの大幅な時間短縮が可能です。
動画編集スクールの案件保証は、実績の土台作りに効果的です。積み上げた実績は発注者の信頼を生み、さらなる案件獲得スキルの向上につながるため、独学よりも案件保証のある動画編集スクールで学ぶ方が有利だといえます。
▼卒業生から評判のよい動画編集スクールについて知りたい人はこちらの記事もご覧ください。
動画編集スクールで評判のよいのはどこ?卒業生から稼げると口コミのある講座5選
費用を抑えて学べるおすすめの動画編集スクール3選
独学では学びきれない内容も、動画編集スクールはカバーしてくれます。
費用が安く、動画編集スキルと案件獲得に必要な関連する内容について、学べるおすすめのスクールを3つ紹介します。
・エディターキャンプ
・デジハク
・DMM WEBCAMP
エディターキャンプ
エディターキャンプは、オンデマンドの受講料が月額2,980円(税抜)と業界最安値の料金設定です。しかも、オンデマンドであっても、わからないところをオンラインで講師に質問できます。
また、リアルタイムで授業が受けられるスキルレッスンと、マンツーマン指導が受けられる個別指導-ビジネスも受講料は良心的です。
エディターキャンプでは動画編集以外にもマーケティングや会計などの関連する知識も指導しています。さらに、案件保証制度を設けており、案件獲得の初めの一歩をサポートしています。
プラン
オンデマンド月額2,980円(税抜)
スキルレッスンリアルタイム授業月1回 月額9,800円(税抜)
スキルレッスンリアルタイム授業月4回 月額1万8,000円(税抜)
スキルレッスンリアルタイム授業無制限
月額3万円(税抜)期間限定月額1万8,000円(税抜)個別指導-ビジネス ミニマム月額1万2,800円(税抜)
個別指導-ビジネス クリエイター月額1万9,800円(税抜)
個別指導-ビジネス ディレクター月額2万9,800円(税抜)
講師
チャンネル登録者20万人以上のYouTuberなどのプロのクリエイター
受講スタイル
通学・オンライン
無料カウンセリングの有無
無料カウンセリングあり
体験期間の有無
14日間のお試し期間あり
教室の所在地
東京渋谷本校(東京都渋谷区3丁目9-11渋谷三丁目TRビル6階)
大阪梅田校(大阪府大阪市北区西天満4丁目-9-2西天満ビル6階)
公式HP
(2024年9月26日現在のプランを掲載しています)
渋谷駅C1出口から徒歩1分(都内でもっとも駅から近い動画編集スクール)
エディターキャンプ 東京 渋谷本校
梅田駅F-92出口から徒歩6分
エディターキャンプ 大阪梅田校
デジハク
デジハクは教材学習をメインに、わからないところをオンラインで講師に質問できます。
200本以上の動画教材は、サポートが終了しても閲覧可能です。
デジハクは未経験者でもスキルアップができるように、実践重視の学習環境を提供しています。
プラン
MINIコース12万8,000円(サービス利用期間60日・マンツーサポート期間30日間)
PROコース29万8,000円(サービス利用期限なし・マンツーサポート期間180日)
講師
現役フリーランス
受講スタイル
オンラインのみ
無料カウンセリングの有無
無料説明会あり
体験期間の有無
体験期間なし
教室の所在地
完全オンライン
公式HP
(2024年9月26日現在のプランを掲載しています)
DMM WEBCAMP
DMM WEBCAMPは心理学に基づき独自に開発した教材で、受講生の挫折を防ぐ取り組みをしています。さらに、週2回各25分のメンタリングがあり、学習の悩みやキャリアに対する不安の解消に努めています。
受講生は教材を中心に学習をすすめ、わからないところがあれば時間を選ばす講師に質問が可能です。
プラン
受講期間4週間16万9,800円
受講期間8週間22万4,800円
受講期間12週間27万9,800円
受講期間16週間33万4,800円
講師
現役クリエイター
無料カウンセリングの有無
無料カウンセリングあり
体験期間の有無
体験期間なし
教室の所在地
完全オンライン
公式HP
(2024年9月26日現在のプランを掲載しています)
動画編集スキルの独学に関するQ&A
独学で動画編集スキルを身につけたい人からいただいた質問にお答えします。
Q.独学でも動画編集スキルの習得は可能ですか?
A.独学でも動画編集スキルの習得は可能です。
動画編集の基礎である、カットやテロップ、効果音などの技術は、YouTubeやWebサイトの情報、本などで学べます。しかし、プロとして通用する細部にまでこだわった技術を身につけるためには、スクールに通ってプロの講師の指導を受ける方が近道です。
Q.動画編集をマスターするのにどれぐらいの時間がかかりますか?
A.動画編集は個人差がありますが、スクールに通う場合は約3カ月、独学の場合は半年以上かかるといわれています。
独学は費用がかからず、自分のペースで学習できるという利点があります。しかし、わからないところを質問できる人がいないため、一度つまづいてしまうと抜け出すために時間がかかってしまうケースが多いです。
Q.動画編集でいくらぐらい稼げますか?
A.動画編集の報酬はスキルの高さや実績などでクリエイターごとに異なります。
一般的な作業工程ごとの報酬相場は、次の通りです。
作業工程
報酬の単価
テロップ
音声入力
3,000円程度
カット&テロップ
BGM
アニメーション
エフェクト効果
台本作成
5,000円〜1万円程度
▼初心者におすすめの動画編集スクールの詳細を知りたい人は、こちらもご覧ください。
初心者向け動画編集スクール|プロになるために最適な学習環境の11校を紹介
まとめ|動画編集は独学でも習得できますがスクールで学ぶ方が効率がよい
動画編集を独学するための方法について、スクールとの比較を交えながらお伝えしました。
・動画編集を独学するメリットは、費用が抑えられることと、自分のペースで学習がすすめられること
・動画編集を独学するデメリットは、疑問点をを質問できないため学習が非効率になりがち
・動画編集は容量の大きい映像データを扱うため、スペックの高いパソコンが必要
・動画編集ソフトにはさまざまなものがあるが、Adobe Premiere Proの習得が最優先
・動画編集を独学するならYouTubeやWebサイト、書籍などを組み合わせて学習するのがおすすめ
・カットやテロップ、効果音の挿入などの基礎技術は独学でも習得可能
・案件を獲得するための営業術やマーケティングスキルは独学では難しい
・動画編集は独学でも身につくが、プロとして活躍を目指すならスクールに通う方が近道
動画編集の参入障壁は比較的低いため、今後クリエイターが飽和する可能性が否めません。他のクリエイターとの差別化をはかるためにも、現役のクリエイターから実践的なスキルを学べる動画編集スクールに通うことをおすすめします。
▼動画市場規模と編集クリエイターの状況について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
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動画編集の仕事の
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独学とスクールに通う
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